三沢組GHCタッグ王座陥落/ノア



<ノア:兵庫大会>◇23日◇神戸ワールド記念ホール◇2800人

 プロレスメジャー団体では最多8度目の防衛を狙ったノアのGHCタッグ王者三沢光晴(42)小川良成(38)組が23日、神戸大会で王座から陥落した。スコーピオ、ウイリアムス組の連係技に2人とも半失神状態となり29分32秒、小川がスコーピオの450°スプラッシュを受けて3カウントを奪われた。衝撃的な陥落劇で、ノアのタッグ戦線は一転して戦国時代を迎えそうだ。

 王者コンビに衝撃の結末が待っていた。GHC王座の防衛回数を8に伸ばし、メジャー団体の単独最多記録を樹立する予定だった。しかし、三沢組は2人とも半失神となり王座から陥落。若手に肩を担がれ、痛々しい姿で控室へ引き揚げた。報道陣の問いかけにコメントさえできない完敗だった。

 三沢が場外空中戦を駆使するなど、勝利は確実に近づいていた。しかし27分すぎ、三沢の動きが止まった。場外で2人がかりの変型のど輪落としを食らって腰を痛めると、ぴくりとも動かなくなった。リング内は挑戦者組の独壇場だ。孤立した小川が合体技の垂直落下式ブレーンバスターなど連続攻撃を浴び、最後はスコーピオがトップロープから1回転半のダイビングボディープレス「450°スプラッシュ」。小川に返す余力は残っていなかった。

 タッグ軽視が顕著になっているプロレス界だが、三沢組は昨年1月10日に第8代王者に君臨して以来、シリーズを通しタッグ戦を基本にしてきた。21日岡山大会で最終チェックを完了。三沢は「サザンオールスターズは(名曲が多いのに)レコード大賞をなかなか取れなかった。オレもプロレス大賞は取っていない。でも関係ない。不安要素はない」と8度目の防衛に自信を見せていた。

 しかし、実は今月中旬から風邪で体調を崩していた。鼻水が止まらず、1日でティッシュ1箱を使いきるほど。長丁場の試合は避けたかった。さらに挑戦者組からは15日博多大会でベルトを強奪され、この日公開調印式では強襲されて小川が左肩を負傷した。ハンディを背負い、わなの仕掛けられた舞台だった。

 三沢組のベルト喪失で、ノアのタッグ戦線が大混乱に陥ることは必至だ。新王者組を中心に天龍、鈴木の外敵軍も至宝獲得を狙う。平成維震軍の再結成の動きもある。心身とも深い傷を負った三沢組に反撃の機会は訪れるのか。


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by optima9 | 2005-01-24 16:54 | プロレス | Comments(0)