2006年 12月 11日
12月8日、モナコでFIAの世界モータースポーツ評議会が開催され、GPMA(グラ ンプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション)とFIAが合意に達したこ とを明らかにした。 12月19日に再び会議が開催され、年内に正式な投票が行なわれる模様。 <2008年> ・マシンに取り付けられるバージボード、ウィングレット、チムニーダクトな どの付随物については、全チームの合意があれば廃止する可能性がある。 ・風洞設備、風洞で使う模型については、全チーム、または過半数の合意があ ればルールを設ける可能性がある。 <2009年> ・エネルギーの回収とブレーキによる再利用(ブレーキの熱など) ・ダウンフォースを50%削減 ・オーバーテイクをしやすくするための空力パーツ取り付けやルール変更 ・現行の2.4リッターエンジンは、場合によっては4レース1エンジンにな る可能性がある。 <2010年> ・廃熱エネルギーの一部を回収し、車の推進力として利用する ・排気ガス熱の一部を回収し、車の推進力として利用する ・空力を完全に、または部分的に標準化する ・2009年と同様、現行の2.4リッターエンジンは、場合によっては4レ ース1エンジンになる可能性がある。 <2011年> エンジンルールを以下のとおりに変更 ・4レース1エンジン ・高効率のターボ過給 ・燃料(エネルギー)流量の制限 ・直接噴射 ・毎分1万5000回転以上を可能にするするためのエンジン小型化 ・生物燃料の可能性あり(ただし、最大燃料流量ではなく最大エネルギー流量 を制限する) エンジン以外の部分を以下のとおりに変更する可能性あり ・ダウンフォースのさらなる削減 ・コーナリング、ハンドリング性能の向上 ・市販車に直結する技術の開発、および市販車に使用している部品を使用 <2012年> ・上記のような新しいエンジンを使用 ・前述の内容をたたき台としてさらに議論し、他の研究分野の存在等を検討する。
by optima9
| 2006-12-11 19:50
| F1
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